赤プルさんの防災講演が「現場や生活に即している」と評価される理由は、机上の理論ではなく、日常の延長線で起きる具体的な場面を切り取って話す点にあります。以下に、講演で実際によく使われる、または使われやすい具体例を挙げます。

「備蓄している“つもり”問題」の具体例
赤プルさんはよく次のような話をします。
- 「非常食を買ったまま、賞味期限を一度も見ていない」
- 「乾パンはあるけど、歯が弱くて食べられない」
- 「水はあるが、どこにしまったか家族が知らない」
これは多くの家庭で実際に起きている状況であり、
「自分の家もそうかもしれない」と参加者が即座に想像できます。
ここから、
- 備蓄は“量”より“使えるか”
- 家族全員が場所を把握しているか
という行動レベルの防災につなげます。
「避難所は想像より不便」という生活目線の話
避難所についても、抽象論ではなく次のような例が出ます。
- トイレが遠く、夜は真っ暗で行くのが怖い
- 床が冷たく、段ボール一枚では眠れない
- 周囲に気を遣い、咳やいびきを我慢する
特に女性目線で、
- 着替え場所がない
- 生理用品が足りない
- 下着を干せない
といった実生活に直結する困りごとを挙げるため、
参加者の共感が非常に強くなります。
「逃げない理由は特別じゃない」という事例
赤プルさんは、避難しない人を責めません。
代わりに、よくある理由を挙げます。
- 「まだ大丈夫だと思った」
- 「仕事が終わってからにしようとした」
- 「ペットをどうするか迷った」
- 「近所の目が気になった」
これらは過去の災害で実際に多くの人が口にした理由です。
講演では、
「危険なのは“判断力がない人”ではなく、“普通の人”」
という形で伝え、
誰にでも起こりうる判断ミスとして説明します。
家の中での“見落としがちな危険”の具体例
赤プルさんは、家庭内の話も多用します。
- 冷蔵庫の上に電子レンジを置いている
- 背の高い家具を固定していない
- 寝室に倒れやすい棚がある
- 寝る位置の真上に照明がある
いずれも専門的な知識は不要で、
「今日帰ったら確認できる」内容です。
子育て・家族視点の話
母親芸人としての立場から、以下のような話もよく出ます。
- 子どもは非常食を食べないことがある
- 災害時、親が不安だと子どもも不安になる
- 「大丈夫」と言いながら内心パニックになる親の姿
ここから、
- 普段から子どもと防災の話をしておく重要性
- 防災訓練を“怖いもの”にしない工夫
へと話をつなげます。
「完璧な防災は無理」という現実的な締め方
赤プルさんの特徴として、
- 全部準備できなくていい
- 一気にやらなくていい
- 今日一つだけやって帰ってほしい
という現実的な着地点があります。
例えば、
- 今日、懐中電灯の場所を確認する
- 家族で集合場所を決める
- 家具一つだけ固定する
といった、生活に無理のない行動を提示します。

まとめ
赤プルさんの講演が「現場や生活に即している」と言われるのは、
- 災害時の“あるある”を具体的に言語化する
- 専門用語を使わず日常の延長で語る
- 「できない人」を責めず、「普通の人」の視点で話す
という点にあります。
そのため、
防災に関心が薄い層ほど刺さりやすいという特徴があります。


