照明器具落下の対処法と予防策

電気保護カバーを取り付け 防災
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地震や強風などの災害時、天井からの照明器具の落下は見落とされがちですが、頭部や首を直撃すると重傷や死亡事故につながる危険性があります。特に重量のあるシャンデリア型照明や古い器具、取り付けが不十分な照明はリスクが高く、過去の地震でも多数の負傷例が報告されています。ここでは、照明器具の落下によるケガをした場合の対処法と、事故を防ぐための具体的な予防策を解説します。

シャンデリア
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照明器具落下による負傷への対処法

① 揺れが収まった直後の安全確認

揺れが収まっても、照明器具が半分外れた状態でぶら下がっていることがあります。近づくと突然落下する恐れがあるため、真下には立たないことが重要です。床にはガラス片や破損した部品が散乱している場合が多いため、靴やスリッパを履いて移動します。

② 頭部・首を負傷した場合の対応

照明器具は高所から落下するため、頭部や首への衝撃が非常に大きくなります。出血がある場合は清潔な布で圧迫止血を行い、首に痛みがある場合は無理に動かさず、安静を保ちます。意識がぼんやりする、吐き気、めまいがある場合は、脳震盪や頸椎損傷の可能性があるため、体を動かさず救助を待つ判断が必要です。

③ 切り傷・裂傷への応急処置

照明器具のカバーや電球が割れると、ガラスによる切り傷が発生します。出血している場合は、ガーゼや布で直接圧迫します。ガラス片が刺さっている場合は抜かずに固定し、医療支援を待ちます。

④ 感電・火災への注意

落下した照明器具の配線が露出している場合、感電や火災の危険があります。可能であればブレーカーを落とし、濡れた手で触らないよう注意します。焦げ臭いにおいがする場合は、速やかにその場を離れます。

照明器具落下事故を防ぐための予防策

① 照明器具の種類と重さを見直す

天井照明は、できるだけ軽量で直付け型の器具を選ぶことが基本です。シャンデリアや吊り下げ型照明は、地震時に揺れやすく落下リスクが高いため、使用する場合は十分な耐震対策が必要です。

② 確実な取り付けと補助固定

照明器具は、天井の下地(梁や野縁)に確実に固定されているか確認します。古い住宅では、器具の重量に対して取り付け強度が不足していることもあります。落下防止ワイヤーを併用することで、万一外れても完全落下を防げます。

③ 定期的な点検の重要性

長年使用している照明器具は、ビスの緩みや金具の劣化が起こりやすくなります。年に1回程度、器具のがたつきや異音がないか点検し、異常があれば早めに交換・修理を行います。

④ 電球・カバーの安全対策

ガラス製の電球やカバーは、割れた際に危険です。樹脂製カバーやLED電球に交換することで、破損時のケガを軽減できます。飛散防止加工された製品も有効です。

⑤ 行動面での予防意識

地震発生時は、照明器具の真下から離れ、机の下や柱の近くなど、落下物の少ない場所へ身を移します。慌てて走り回ることが、落下物による負傷を招く原因になります。

シャンデリアと女性

「上から落ちる危険」を意識した備え

照明器具は普段意識しにくい存在ですが、災害時には「上からの凶器」になり得ます。軽量化、確実な固定、定期点検といった基本的な対策の積み重ねが、重大なケガを防ぎます。
日常の中で天井を見上げ、安全を確認する習慣こそが、照明器具落下事故を防ぐ最も現実的な防災対策と言えるでしょう。

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