災害時「電気を確保するための命綱」

暗闇で怯える女性 防災
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災害時において、モバイルバッテリーや発電機は「電気を確保するための命綱」といえる存在です。地震や豪雨、台風などの大規模災害では、停電が数時間で終わるとは限らず、数日から数週間に及ぶこともあります。そのような状況下で電力をどう確保するかは、情報収集・連絡・生活の質を大きく左右します。

モバイルバッテリー

まずモバイルバッテリーの必要性についてです。スマートフォンは、安否確認、災害情報の取得、懐中電灯代わり、キャッシュレス決済など多くの役割を担っています。しかし停電が起きると、充電できず短時間で使えなくなります。東日本大震災や能登半島地震でも、「電池切れで家族と連絡が取れなくなった」「避難情報を確認できなかった」という声が多く聞かれました。モバイルバッテリーがあれば、通信が回復した瞬間に情報を得たり、必要な連絡を取ったりすることができます。

家庭備蓄としては、『1人あたりスマートフォンを2〜3回フル充電できる容量(10,000〜20,000mAh程度)』を目安にすると安心です。家族が多い場合や高齢者がいる家庭では、複数台を分散して保管すると、避難時にも持ち出しやすくなります。また、定期的に充電状態を確認し、半年に一度は使って劣化を防ぐことも重要です。

次に発電機の必要性です。モバイルバッテリーはあくまで「蓄えた電気」を使うものであり、長期停電には限界があります。そこで役立つのが発電機です。特に自宅避難や在宅介護、医療機器を使用している家庭、地域の避難所では、継続的な電力供給が不可欠です。発電機があれば、スマートフォンの充電だけでなく、照明、ラジオ、電気毛布、小型冷蔵庫など最低限の生活環境を維持できます。

発電機には、ガソリン式、カセットガス式、ソーラー式などがあります。災害時に扱いやすいのは、カセットガス式発電機です。ガソリンに比べ保管が容易で、燃料の劣化や引火のリスクが低く、家庭でも比較的安全に使えます。一方、ソーラー発電は燃料不要で音も出ませんが、天候に左右され、出力が小さいため、補助的な電源として位置付けるのが現実的です。

また、発電機を使う際は安全管理が不可欠です。屋内や車内で使用すると一酸化炭素中毒の危険があるため、必ず屋外の風通しの良い場所で使用しなければなりません。この点は、事前に家族全員で理解しておく必要があります。

小型発電機
家庭用発電機

総じて言えるのは、モバイルバッテリーは「初動と短期対応」、発電機は「中長期対応」を支える存在だということです。両者を組み合わせることで、停電下でも情報と安心を維持できます。電気は見えないインフラですが、災害時には命を守る重要な資源となります。平時から備え、使い方を確認しておくことが、非常時の大きな差につながるのです。

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