1.契約前に最も重要なポイント

(1)見積書をしっかりと確認
- 適正価格が分かる
- 不要工事の見極めができる
- 工事内容の違いが見える
即決を迫る業者は警戒が必要です。
(2)見積内容の具体性
確認するべき項目
- 工事範囲(どこまで直すか)
- 材料の種類とメーカー
- 面積・数量
- 足場費用
- 廃材処分費
危険な見積例
- 屋根修理一式
- 外装修理一式
- 必要に応じて補修
(3)契約書の重要確認
必ずチェック
- 工事内容の明細
- 金額と支払条件
- 工期
- 追加工事ルール
- キャンセル条件
- 保証内容
口約束はトラブルの元です。
2.雪国特有のトラブル予防
- 雪止め金具の有無を確認
- 湿雪対応の材料か確認
- 除雪費用の扱いを明確化
- 冬季施工の品質管理
- 足場設置時の落雪対策
冬場は「応急処置」と「本修理」を分けて契約するのが安全です。
3.工事中に気を付けること
記録を残す
- 工事前写真
- 途中経過
- 完了写真
追加工事の原則
- 必ず書面見積
- 金額確認後に承諾
- 口頭追加は不可
近隣対策
- 騒音説明
- 駐車配慮
- 落雪・飛散対策
4.保険絡みのトラブル防止
注意すべき勧誘
- 「保険で無料」
- 「絶対に保険が出る」
- 「申請は全部任せて」
危険な契約
- 成功報酬型申請代行
- 高額手数料
- 工事と申請が一体契約
原則
保険申請と工事契約は別に考える。
5.工事完了時の確認
必ず行うチェック
- 契約通りの材料か
- 雪止め設置状況
- 雨どいの勾配
- 屋根ビス固定
- 防水処理
確認後に支払いが基本です。
6.業者選びの安全基準
チェック項目
- 建設業許可
- 地元施工実績
- 雪害工事経験
- 賠償責任保険加入
- 口コミ・評判
訪問営業だけの業者は慎重に判断。
7.よくある工事トラブル例
- 工事範囲の後出し追加
- 足場費用の二重請求
- 必要ない全面張替
- 雨漏り未解決
- 保証が口約束のみ
- 安価契約後の高額追加
8.トラブルが起きた場合の相談先(日本)
- 消費生活センター(188)
- 住宅リフォーム紛争処理支援センター
- 国民生活センター
- 弁護士会相談窓口
早期相談が被害拡大を防ぎます。

まとめ
工事トラブルの多くは「曖昧な見積」「即決契約」「追加工事の口約束」から始まります。雪国では屋根・外装工事が高額になりやすいため、複数見積、書面確認、工事記録の三点が重要です。保険と工事は切り分けて考え、焦らず契約することが安全につながります。


