2026年冬の北海道・青森県を中心とした豪雪では、積雪量の急増が生活のあらゆる場面に影響を及ぼし、具体的な被害事例が多く報告されています。ここでは住民の日常生活や安全に直結した具体的な被害事例を、出来るだけ分かりやすくまとめました。

雪下ろし・除雪作業中の事故
豪雪で最も多い被害が、屋根の雪下ろしや雪かき中の事故です。
全国的にも重い雪による死亡・負傷事故が多数発生しており、多くは高齢者が関係しています。
- 青森県では、積雪が1.8mを超えた地域で、屋根から積雪が落下して住民が頭部を直撃され死亡した例が報告されています。このような“落雪の直撃”は雪量が多い時期に特に危険です。
- 全国では、雪下ろしや雪かき中の転落や心臓発作などを原因とする死亡が複数件発生し、消防庁のまとめでは全国で30人以上が亡くなっていると報告されています。
屋根雪は非常に重く、10センチの積雪で屋根に1.5トン以上の荷重がかかるとされ、これが高い場所での作業中の危険を高めています。
2.家屋・建物への被害
豪雪による積雪や着雪は建物にも負担をかけています。
- 青森県などでは、平年比で2倍以上の積雪となり、雪の重みで屋根や雨どいに損傷が出るケースがありました。
- 屋根からの落雪リスクが高まっているとして自治体や気象機関が警戒を呼びかけており、自宅周りの通行や駐車場所の選定が難しい状況になっています。
屋根雪の負担は想像以上に大きく、例えば100平方メートルの屋根に10センチ積もると1.5トンを超える荷重がかかるため、不十分な構造や老朽化した屋根への影響は深刻です。
3.交通混乱・通勤・物流への影響
豪雪は交通機関の運行にも大きな影響を与えました。
- 北海道内では鉄道や空港の運行が止まり、道路が渋滞・通行止めとなる区間があり、通勤や通学が困難になりました。
- 前述のようにSapporoなど主要都市の鉄道が一時的に運休したり、高速道路が閉鎖されたりすることがあり、住民の移動が大きく制限されました。
こうした交通混乱は、医療機関や生活必需品の供給にも影響を及ぼします。
4.生活日常への影響(孤立・買い物困難)
大雪で道路や歩道が埋まり、日常の生活行動が制限される影響も出ています。
- 雪深さによって車が埋まる・スタックする事例が頻発し、外出が困難になる住民が増加しています。
- 買い物がしにくくなり、移動販売車が野菜や食品を届けるなど、生活支援が必要な状況も生まれています。
雪が多い地域では歩くのも困難なため、高齢者や子育て世代の行動範囲が極端に制限されるという日常被害が発生しています。
5.農業・産業への被害
積雪は農業などにも影響を及ぼしています。
- 青森県のハウス栽培施設やリンゴ農園では、雪の重みで支柱やビニールハウスが損壊し、農作物や設備に被害が出る事例が見られました。
農業施設の損壊は、地域の収入・雇用にも影響し、季節商品や加工品への供給遅延につながります。
6.インフラ・電力・暖房への負荷
豪雪による電力や暖房負荷は、直接的な被害とはならない場合でも 生活への大きなストレスとなっています。
- 積雪と低温が長く続くと暖房需要が高まり、電力・燃料(灯油)負荷が増大して価格高騰や供給不足の懸念が生じています。
- 排気口や給気部位が雪で塞がれると、一酸化炭素中毒などの二次被害リスクも高まります(他地域豪雪の事例として知られていますが、現状でも注意喚起が出ています)。
7.住民の疲労と健康問題
多くの住民が連日の除雪作業で疲労困憊になっています。特に高齢者では心臓負担や関節疲労が蓄積しやすく、豪雪シーズン後半に健康被害が増える傾向があります。
この点は統計にも表れており、2026年の豪雪関連死・負傷者数は全国で多く、除雪中や移動中の事故が多数を占めています。

まとめ
2026年冬の北海道・青森県を中心とした豪雪では、次のような具体的な生活被害が確認されています:
- 雪下ろし・除雪中の死亡・負傷事故
- 家屋や屋根への損傷リスク
- 交通機関の麻痺と通勤・通学困難
- 日常行動の制限(買い物・外出)
- 農業・産業施設の被害
- 暖房・電力負荷による生活負担
- 除雪疲労による健康リスク
これらは単なる「雪が多い」だけでなく、雪の重さ・継続的な降雪・生活への連鎖的な影響が重なった結果として生じています。


