防災啓発事業企画書

〜防災芸人を活用した住民参加型防災講演の実施について〜
企画趣旨
近年、地震・豪雨・豪雪など自然災害は頻発・激甚化しており、
自治体における防災啓発の重要性は年々高まっている。
一方で、従来型の防災講演や説明会では
「内容が難しい」「関心が持てない」「参加者が固定化する」
といった課題が指摘されている。
そこで本事業では、**お笑い芸人としての表現力と、防災知識を併せ持つ「防災芸人」**を講師として起用し、
住民が主体的に参加しやすい防災講演を実施することで、
防災意識の向上と行動変容を促すことを目的とする。
現状の課題
- 防災講演会への参加者が高齢層に偏りがち
- 若年層・子育て世代の参加率が低い
- 専門用語が多く、内容が理解されにくい
- 「知識は得たが行動に結びつかない」ケースが多い
- 防災情報が他人事として受け取られやすい
これらの課題に対し、伝え方の工夫が強く求められている。
防災芸人を起用する意義
(1)難しい防災知識を「分かりやすく」伝えられる
防災芸人は、専門知識を
・身近な例
・失敗談
・笑いを交えた話
に置き換えて説明するため、理解度が高い。
特に高齢者や子どもにも伝わりやすく、
「聞いて終わり」ではなく「覚えて帰れる」講演となる。
(2)参加の心理的ハードルを下げられる
「防災講演=堅い・難しい」という印象を和らげることで、
- 普段参加しない層の来場
- 家族連れ・若年層の参加
- 自治会外の住民の関心喚起
が期待できる。
(3)笑いを通じて記憶に残りやすい
人は感情を動かされた情報ほど記憶に残りやすい。
笑いとともに伝えられた防災行動は、
災害時に思い出されやすく、実際の避難行動につながりやすい。
(4)地域特性に合わせた内容調整が可能
防災芸人は以下のような地域特性を踏まえた講演が可能である。
- 地震多発地域
- 豪雪地域
- 水害・土砂災害危険地域
- 高齢化率の高い地域
全国一律の話ではなく、
**「この地域で本当に起こりうる災害」**に焦点を当てられる。
期待される効果
- 防災講演への参加者数増加
- 防災への関心層の拡大
- 家庭内での防災対策(備蓄・避難確認)の促進
- 自主防災組織の活性化
- 行政施策への理解促進
結果として、地域全体の防災力向上が期待される。
講演内容(例)
- 災害時に「実際に多い失敗例」
- 避難が遅れる人の共通点
- 避難所で本当に困ること
- 今日からできる防災行動3つ
- 命を守るための優先順位
※専門用語は極力使用せず、実体験・事例中心
実施概要(想定)
- 講師:防災芸人(例:赤プル 等)
- 対象:一般住民(全年齢)
- 時間:60〜90分
- 会場:市民会館・公民館 等
- 形式:講演+質疑応答

まとめ
防災対策において重要なのは、
「正しい情報を、正しく伝え、行動につなげること」である。
防災芸人の起用は、
従来の防災啓発では届きにくかった層にもアプローチできる
有効かつ実践的な手法であり、
本自治体における防災意識向上施策として十分な意義を有する。
以上の理由から、本事業の実施を提案する。


