【災害コラム】高速道路が通行止めになったら…

予定通行止めの高速道路 雪害
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地震・豪雨・豪雪・台風などの大規模災害が発生すると、高速道路は人命最優先の観点から、予防的または緊急的に通行止めとなります。高速道路は「早く安全に移動できる道路」というイメージがありますが、災害時には一転して逃げ場のない危険空間になることもあります。ここでは、高速道路が通行止めになった場合の正しい対処法を、発生状況別・行動段階別に詳しく解説します。

普段の高速道路
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なぜ災害時に高速道路は通行止めになるのか

通行止めの主な理由は次の通りです。
・橋梁・高架・トンネルの安全確認が必要
・路面の陥没、段差、冠水、土砂流入
・豪雪によるスタック多発
・余震・二次災害の危険
・緊急車両の通行確保

特に地震直後は、目に見えない構造損傷があるため、点検が終わるまで通行止めとなるのが原則です。

走行中に通行止めになった場合の基本行動

① 減速し、係員・表示に従う

電光掲示板やパトカー、係員の指示に必ず従います。
自己判断でUターンや路肩走行をすることは極めて危険です。

② 指定された出口で必ず降りる

通行止めが予告された場合、指定ICで速やかに一般道へ誘導されます。
「次のICまで行けそう」という判断は禁物です。

③ ハザードランプを活用

渋滞・停止時はハザードを点灯し、後続車に異常を知らせます。

高速道路上で完全に停止した場合の対処法

① 車内での安全確保

・シートベルトを着用
・不用意に車外へ出ない
・トンネル・橋梁上では特に注意

高速道路上を歩く行為は、二次事故の危険が非常に高いです。

② 情報収集を最優先

・道路情報板
・ラジオ(AMが有効)
・NEXCOの道路情報
・警察・自治体の発表

SNSの噂話ではなく、一次情報を確認します。

長時間足止めされた場合の対応

災害時は、通行止めが数時間〜半日以上続くこともあります。

① 体調管理

・水分をこまめに摂取
・寒暖対策(防寒具・日除け)
・エンジンは断続的に使用

特に冬季は、排気口が雪で塞がれないよう定期的な確認が必要です。

② トイレ対策

・携帯トイレを使用
・やむを得ず車外へ出る場合は、係員の指示に従う

③ 車外避難の判断

火災・煙・浸水などの危険がある場合のみ、係員の指示で避難します。自己判断での車外行動は避けます。

一般道へ降りた後の注意点

高速道路を降りても、安全が確保されたわけではありません。

・一般道も渋滞・通行止めが多発
・信号停止による混乱
・ナビの案内が機能しない場合あり

無理に目的地を目指さず、
・道の駅
・サービスエリアに併設された一般道施設
・自治体指定の一時滞在施設
などで待機する判断も重要です。

徒歩での移動は慎重に判断

「降ろされたから歩く」という判断は危険です。
・距離
・天候
・体力
・夜間かどうか

を総合的に考え、安全が確保できない場合はその場で待機する方が命を守ることがあります。

事前にできる備え(最重要)

車内に常備すべきもの

・飲料水、非常食
・防寒具、毛布
・携帯トイレ
・懐中電灯
・モバイルバッテリー

心構え

・「高速道路は止まるもの」と想定する
・予防的通行止めを理解する
・早めの予定変更をためらわない

絶対にしてはいけない行動

・逆走、路肩走行
・車外での立ち話
・渋滞中の無理な追い越し
・通行止め突破

これらは重大事故や法令違反につながります。

空いている高速道路

まとめ

災害時の高速道路通行止めは、「不運」ではなく命を守るための措置です。
重要なのは、
慌てない・焦らない・勝手に動かない
この3点を守ることです。

高速道路での判断ミスは、被害を一気に拡大させます。
正しい知識と事前の備えを持ち、「止められたら受け入れる」という冷静な姿勢が、あなたと周囲の命を守る最大の対処法なのです。

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