防災芸人は複数いますが、赤プルさんの立ち位置はかなり独特です。
ここでは、代表的な防災芸人タイプと比較しながら、赤プルさんとの違いを整理します。

① 防災芸人は大きく3タイプに分かれる
まず全体像です。
A.元消防・救急系(専門職タイプ)
例:ワタリ119 など
- 元消防士・救急救命士の経験がベース
- 現場での実体験が非常にリアル
- 消火・救命・初動対応が強い
- 専門性が高く、男性参加者や職員研修向き
B.体験・資格型(防災知識重視タイプ)
例:防災士芸人(複数名)
- 防災士資格を活かした講演
- 地震・水害などの基礎知識が網羅的
- 学校・自治体向けに使いやすい
- 情報量は多いが、やや講義型になりがち
C.生活密着・共感型(赤プルさんのタイプ)
- 主婦・母親・生活者視点
- 日常の失敗談・迷いを軸に構成
- 「防災が苦手な人」の代表として話す
- 女性・高齢者・子育て世代に刺さりやすい
赤プルさんはこのCタイプの代表格です。
② 赤プルさんと「元消防系」との違い
| 項目 | 元消防系防災芸人 | 赤プルさん |
|---|---|---|
| 話の軸 | 現場対応・救助 | 日常生活・家庭 |
| 立場 | 専門家 | 一般市民目線 |
| 内容 | 正解を教える | 迷い・失敗を共有 |
| 強み | 臨場感・説得力 | 共感・納得感 |
元消防系は
「こうすべき」「これは危険」という正解提示型。
赤プルさんは
「私も迷う」「普通の人はこう思う」という共感誘導型。
自治体イベントでは、
赤プルさんの方が参加者の心理的距離が近いケースが多いです。
③ 赤プルさんと「防災士芸人」との違い
防災士芸人は、
- 知識量が多い
- 制度やハザードマップ解説が得意
- 学校教育向き
一方、赤プルさんは、
- ハザードマップを「見る気が起きない理由」を話す
- 知識以前の「行動しない心理」を扱う
- 説明より「なぜやらないか」に踏み込む
つまり、
防災士芸人:知ってもらう
赤プルさん:やってもらう
という違いがあります。
④ 女性視点・生活視点の強さ
他の防災芸人ではあまり語られない話題として、
- 避難所での着替え問題
- 生理・下着・プライバシー
- 子どもの不安や夜泣き
- 家事・介護と避難判断の両立
こうした話を笑いを交えて自然に出せる点は、
赤プルさんならではです。
特に自治体では、
女性参加者からの満足度が高くなりやすい傾向があります。
⑤ 「完璧じゃない防災」を肯定する姿勢
多くの防災講演が、
- これも必要
- あれも準備
- できていないのは危険
という構成になりがちなのに対し、
赤プルさんは、
- できない前提で話す
- サボった経験を笑いにする
- 一つできたら十分と締める
このため、防災に苦手意識がある人ほど
「責められていない」と感じやすいのが特徴です。

⑥ 自治体起用時の使い分けイメージ
| 目的 | 向いている防災芸人 |
|---|---|
| 職員研修・実技 | 元消防系 |
| 学校教育・基礎知識 | 防災士芸人 |
| 住民向け啓発・参加率UP | 赤プルさん |
| 女性・高齢者向け | 赤プルさん |
| 初めての防災イベント | 赤プルさん |


