自治体が防災芸人(赤プルさん等)に講演依頼をする際の準備は、実はそれほど複雑ではありません。ただし、事前に整理しておくことで、講演の満足度・参加率が大きく変わります。実務目線でまとめます。

目的の明確化(最重要)
まず最初に整理すべき点です。
- 住民の防災意識を高めたい
- 若い世代・子育て世代にも来てほしい
- 高齢者向けに分かりやすく伝えたい
- 雪害・水害・地震など特定災害を扱いたい
この「狙い」が決まると、
講演内容・時間・構成・広報方法まで自然に決まります。
想定する参加者層の整理
次に、誰に向けた講演かを明確にします。
- 一般住民(全年齢)
- 高齢者中心
- 子育て世代・親子
- 自治会・自主防災組織
- 職員研修・関係機関向け
防災芸人は対象に応じて話し方や事例を変えられるため、
事前共有が非常に重要です。
講演形式・時間の決定
よくある形式は以下です。
- 単独講演(60〜90分)
- ミニ講演(30〜45分)
- 展示会+ミニトーク
- 講演+質疑応答
注意点として、
「詰め込みすぎない」ことが大切です。
防災芸人の場合、短めでも印象に残るケースが多いです。
会場条件の整理
依頼前に以下を確認しておくとスムーズです。
- 会場規模(定員・広さ)
- マイク・音響設備
- スクリーン・プロジェクター有無
- 控室の有無
- 駐車場・搬入口
専門的な演出は不要ですが、
音響だけは必須と考えてください。
講演テーマのすり合わせ
具体的に決めすぎる必要はありませんが、
以下程度は整理しておくと良いです。
- 災害種別(地震・水害・雪害・複合災害など)
- 地域特性(豪雪地帯、沿岸部、山間部)
- 最近の災害・ヒヤリ事例
防災芸人側が、
「地域に合わせた話」に組み立てやすくなります。
広報計画の準備
意外と重要なのがここです。
- 広報誌掲載
- チラシ配布
- 回覧板
- ホームページ・SNS
- 学校・自治会経由の周知
防災芸人の名前を出すことで
「堅そうだから行かない」を防ぐ効果があります。
依頼時に伝えると良い情報まとめ
依頼時には、最低限以下を伝えられると理想です。
- 開催日時・会場
- 想定参加人数
- 参加者層
- 講演目的
- 希望講演時間
- 災害テーマの有無
細かい台本は不要です。
「地域の実情」を共有する意識が大切です。
当日の運営での注意点
- 司会進行は簡潔に
- 硬い開会挨拶が長くなりすぎない
- 写真撮影・録画可否の事前確認
- 質疑応答の時間確保(可能なら)
防災芸人は会場の空気をつかむのが得意なので、
進行はシンプルな方が効果的です。
自治体側の心構え(重要)
防災芸人を呼ぶ最大の価値は、
「正しく怖がらせる」「行動につなげる」点にあります。
- 笑いがあっても中身は真剣
- 難しい用語を使わない
- 今日から何をすべきかが明確
この点を理解して依頼すると、
講演満足度が非常に高くなります。

まとめ(実務向け一言)
自治体側がやるべき準備は、
「何を伝えたいか」と「誰に届けたいか」を整理することだけです。


