豪雨時の側溝逆流と氾濫の予防・対処策

教科書を守りつつずぶ濡れになる女子高生 豪雨・水害
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豪雨時には、道路脇や敷地内に設けられた側溝から水があふれ出し、住宅や道路が冠水する被害が各地で発生しています。側溝は本来、雨水を安全に流すための設備ですが、想定を超える雨量や管理不足が重なると、逆流や氾濫を引き起こします。ここでは、豪雨時に側溝で起こる逆流・氾濫の仕組みを整理し、その予防策と対処策について詳しく解説します。

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側溝の逆流・氾濫とは何か

側溝の逆流・氾濫とは、側溝や雨水ますに流れ込んだ雨水が排水しきれず、地上へ噴き出したり、あふれ出たりする現象です。多くの場合、側溝は下水道や河川とつながっており、下流側の水位が上がると水が流れにくくなります。その結果、本来下へ流れるはずの水が行き場を失い、側溝のふたの隙間や雨水ますから逆流します。


豪雨時に逆流・氾濫が起きやすい理由

① 排水能力を超える雨量

近年増えている線状降水帯などによる短時間豪雨は、側溝や下水道の設計能力を大きく上回る雨量をもたらします。設備が正常でも、物理的に処理しきれない場合があります。

② 土砂・落ち葉・ごみの詰まり

側溝内部に落ち葉や土砂、ごみがたまっていると、流下断面が狭まり、わずかな雨でもあふれやすくなります。特に秋や強風後は注意が必要です。

③ 下流の水位上昇

側溝の排水先が河川の場合、河川が増水すると排水が止まり、逆流が起こりやすくなります。河川氾濫が起きていなくても、内水氾濫として被害が発生します。

④ 地形的な問題

低地やくぼ地では、水が集中しやすく、側溝だけで処理しきれない水量が集まります。古い市街地では、側溝や下水道が現在の雨量に対応していないケースもあります。


側溝逆流・氾濫による主な被害

側溝の逆流は、見た目以上に危険です。
・道路冠水による転倒・車両トラブル
・住宅敷地への浸水、床下浸水
・雨水ますからの噴出による転落事故
・泥水流入による家財・設備の損傷

特に、ふたが外れた側溝やマンホールは非常に危険で、水面下では位置が分からなくなります。


平常時にできる予防策

① 側溝・雨水ますの清掃

最も基本で効果的なのが、定期的な清掃です。自宅前の側溝や雨水ますは、落ち葉や泥を取り除くだけでも排水能力が大きく改善します。年に数回、特に梅雨前や台風シーズン前の点検が重要です。

② ふた・グレーチングの点検

側溝のふたや金属製グレーチングが破損・ずれていると、逆流時に外れやすくなります。ガタつきがある場合は、早めに修繕や自治体への相談を行います。

③ 雨水の流入を分散させる工夫

敷地内で雨水が一か所に集中しないよう、雨どいの向きを調整したり、透水性舗装や砂利を活用することも有効です。


豪雨が予想されるときの事前対策

豪雨が予測される場合には、次のような準備が役立ちます。
・土のうや水のう、止水板を用意する
・側溝付近に物を置かない
・地下や半地下への水の侵入経路を確認する

特に、雨水ますや側溝の真上に物を置くと、水の噴き出しを助長する恐れがあります。


実際に逆流・氾濫が起きたときの対処策

逆流が始まった場合、無理に側溝を触らないことが重要です。水圧でふたが飛ぶこともあり、非常に危険です。
・側溝や雨水ますから距離を取る
・屋外作業は中止し、安全な場所へ移動する
・必要に応じて上階へ避難する

道路が冠水している場合は、歩行や車での通行を避けます。


行政・地域での対策

自治体では、側溝や下水道の計画的な改修、ポンプ場整備、内水ハザードマップの公開などが行われています。また、地域での清掃活動は、側溝氾濫のリスクを下げる有効な取り組みです。


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まとめ

豪雨時の側溝逆流・氾濫対策は、
① 側溝や雨水ますを常に清潔に保つ
② 豪雨前の事前準備を怠らない
③ 逆流時は近づかず安全確保を優先する
④ 内水氾濫として早めの避難判断を行う

ことが重要です。
側溝は身近な設備ですが、豪雨時には命に関わる危険源にもなります。日常の小さな管理と、正しい知識を持った行動が、被害を大きく減らす鍵となります。

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