災害時に工事現場の倒壊に遭遇した場合の対処策

解体工事現場 事故
スポンサーリンク

地震や台風、豪雨などの大規模災害時には、建設中の建物や足場、クレーン、仮囲いなどが倒壊・崩落する危険性が高まります。工事現場は平常時でも危険要素が多い場所ですが、災害時には安全管理が一気に崩れ、通行人や近隣住民を巻き込む重大事故につながる恐れがあります。ここでは、災害時に工事現場の倒壊に遭遇した場合の対処策と、事前に知っておくべき注意点について詳しく解説します。

工事現場のクレーン
スポンサーリンク

工事現場が災害時に危険になる理由

工事現場では、足場、仮設階段、クレーン、資材置き場、重機など、固定されていない構造物が多数存在します。地震による強い揺れ、台風の暴風、豪雨による地盤の緩みが加わることで、これらが一気に倒壊・転倒・落下する危険性が高まります。また、夜間や停電時は視界が悪く、危険を察知しにくくなる点も大きな要因です。


倒壊現場に遭遇した場合の基本行動

① 絶対に近づかない

工事現場の倒壊を目撃した場合、最も重要なのは現場に近づかないことです。倒れた足場や仮囲いは、一見安定しているように見えても、余震や風で再び動く可能性があります。また、上部から資材が落下する危険もあります。救助や確認をしようとして近づく行為は、二次被害を招く恐れがあります。

② 速やかにその場を離れる

倒壊現場の周囲は、地盤の沈下や建物の追加崩落が起こりやすい状態です。安全な方向を確認し、できるだけ広く、開けた場所へ移動します。狭い路地や建物に挟まれた場所は避けます。


通行中(車・徒歩)に遭遇した場合の対処

車で遭遇した場合

前方で工事現場の倒壊や資材散乱を確認した場合は、急ブレーキを避けつつ減速し、十分手前で停止します。ハザードランプを点灯し、後続車に危険を知らせます。無理に資材の間を通り抜けようとするのは非常に危険です。可能であれば引き返し、別ルートを選択します。

歩行中に遭遇した場合

徒歩の場合は、頭上と足元の両方に注意しながら回り道を選ぶことが重要です。倒壊した足場の近くでは、粉じんやガラス片、釘などが散乱していることもあり、踏み抜きやケガの危険があります。


通報と情報共有の重要性

工事現場の倒壊を発見した場合は、速やかに通報することが重要です。

  • 人命の危険がある場合:119番(消防)
  • 交通に重大な支障がある場合:110番(警察)
  • 落ち着いて対応できる場合:自治体の道路管理課・建築指導課

通報時には、「場所」「倒壊しているもの(足場・クレーンなど)」「人が巻き込まれている可能性」「周囲の状況」を簡潔に伝えます。


二次災害を防ぐための注意点

通報後、可能であれば周囲の人に危険を知らせる声かけを行います。ただし、自分の身の安全を最優先とし、無理はしません。夜間や視界不良時は、懐中電灯や車のライトで存在を知らせることも有効です。

また、SNSなどで現場写真を投稿する行為は、救助や復旧活動の妨げになる場合があります。情報共有は公式機関を通じて行うのが原則です。


災害時に特に注意すべき工事現場の特徴

次のような現場は、災害時に特に危険性が高まります。

  • 高層建築の足場が設置されている現場
  • クレーンや大型重機が稼働中・設置中の現場
  • 仮囲いが簡易的な現場
  • 地盤が弱い場所や河川沿いの工事
  • 夜間工事や工期が切迫している現場

これらの場所付近では、早めの回避行動が重要です。


事前にできる備えと心構え

災害時の工事現場倒壊への対策は、日常の意識が大きく影響します。自宅や職場周辺の工事現場の位置を把握し、災害時にはその付近を通らない行動計画を考えておくことが有効です。地震や台風の警報が出ている場合は、不要不急の外出を控える判断も重要です。


足場工事

まとめ

災害時に工事現場の倒壊に遭遇した際の対処策として重要なのは、
① 近づかず、速やかに離れる
② 無理に通行せず回避する
③ 速やかに通報し情報を共有する
④ 二次災害を防ぐ行動を取る
⑤ 危険な現場を事前に把握しておく

という点です。
工事現場の倒壊は突然起こり、予測が困難です。「見に行かない」「通らない」という慎重な行動が、災害時には自分と周囲の命を守る最も確実な対処策となります。

写真・画像素材専門庫『ほとくらぶ』スタートページへ

タイトルとURLをコピーしました