雪下ろし・除雪中の心筋梗塞の防止策と対処法

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豪雪地帯では毎年のように**雪下ろし・除雪作業中の心筋梗塞(急性心疾患)**が発生し、命を落とす事例も少なくありません。雪下ろしは「重労働」「寒冷」「緊張」という三重の負荷が心臓にかかる、極めて危険な作業です。ここでは、心筋梗塞を防ぐための予防策と、万一発症した場合の正しい対処法を、実例を踏まえて解説します。

胸が苦しい
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なぜ雪下ろし中に心筋梗塞が起こるのか

雪下ろし作業では、以下の条件が同時に重なります。
・重い雪を持ち上げる急激な運動負荷
・寒さによる血管の収縮
・早く終わらせようとする無理な動き
・早朝や空腹時の作業

寒冷環境では血圧が急上昇し、そこに強い力仕事が加わることで、心臓への負担が限界を超え、心筋梗塞や不整脈を引き起こしやすくなります。特に高血圧、糖尿病、脂質異常症、喫煙歴のある人はリスクが高まります。

心筋梗塞を防ぐための事前対策

① 作業前の体調確認

「少しだるい」「胸が重い」「寝不足」と感じた日は、作業を中止する勇気が必要です。体調不良のまま行う雪下ろしは非常に危険です。

② 防寒対策を徹底する

首・手首・足首を冷やさないよう、防寒着・手袋・帽子を着用します。体が冷えると血圧が急上昇します。

③ 準備運動を行う

いきなり作業を始めず、軽いストレッチで体を温めてから開始します。急激な動作は心臓に大きな負担をかけます。

④ こまめな休憩と水分補給

30分に1回程度は休憩を取り、温かい飲み物で水分補給をします。脱水は血液を濃くし、血栓を作りやすくします。

⑤ 一気にやらない

「今日中に終わらせる」意識は危険です。複数日に分ける、または業者や地域の除雪支援を活用します。

作業中に注意すべき危険サイン

以下の症状が出た場合は、即座に作業を中止してください。
・胸の圧迫感、締め付けられる痛み
・左肩や腕、あごへの痛み
・息切れ、強い動悸
・冷や汗、吐き気、めまい

「少し休めば治るだろう」と続けることが、最も危険です。

心筋梗塞が疑われる場合の対処法

① すぐに119番通報

症状が出たら迷わず救急要請します。発症から治療までの時間が生死を左右します。

② 安静を保つ

横になるか、上体を少し起こして楽な姿勢を取ります。無理に歩かせたり、作業を続けさせたりしてはいけません。

③ 周囲に助けを求める

一人作業は特に危険です。可能な限り複数人で作業し、異変にすぐ気付ける環境を整えます。

高齢者ほど「頼る」ことが命を守る

雪下ろし中の心筋梗塞事故は、「自分は大丈夫」という過信から起こります。自治体の除雪支援、民間業者、近隣住民の助けを借りることは、決して弱さではありません。

現場に向かう救急車

まとめ

雪下ろし・除雪は「冬の風物詩」ではなく、命に関わる危険作業です。
無理をしない、体調を最優先にする、異変を感じたらすぐ止める。この三つを守ることで、心筋梗塞という最悪の事態を防ぐことができます。命あっての冬支度であることを、改めて意識することが重要です。

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