室内温度低下による低体温症の防止策と対処法

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冬季や停電・暖房停止時に起こりやすい室内温度の低下による低体温症は、特に高齢者や乳幼児、体力の低下した人にとって命に関わる危険があります。低体温症は屋外だけでなく、**自宅の中でも発生する「身近な災害」**です。ここでは、その仕組みを踏まえた予防策と、万一発症した場合の正しい対処法を詳しく解説します。

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室内低体温症とは何か

低体温症とは、体の深部体温が35℃以下に低下した状態を指します。寒冷な室内で長時間過ごすと、体温が徐々に奪われ、自覚のないまま進行することがあります。特に次のような状況では注意が必要です。

・室温が10℃以下になる住宅
・断熱性能の低い古い家屋
・暖房を節約して使用していない
・濡れた衣類や汗を放置
・栄養不足、脱水状態

高齢者は寒さを感じにくく、低体温に気づかないケースが多いのが特徴です。

低体温症を防ぐための予防策

① 室温管理を最優先にする

冬場の室内温度は、最低でも18℃以上を目安に保ちます。居間だけでなく、寝室やトイレ、脱衣所との温度差を小さくすることが重要です。小型ヒーターやサーキュレーターを併用し、空気を循環させます。

② 重ね着と「首・手首・足首」の保温

体温は首・手首・足首から奪われやすいため、マフラー、レッグウォーマー、靴下を活用します。厚着よりも、薄手を重ねる方が体温保持に効果的です。

③ 寝具と床からの冷え対策

敷布団の下に断熱マットを敷き、毛布は体の下に入れることで保温効果が高まります。電気毛布や湯たんぽも有効ですが、低温やけどに注意します。

④ 食事・水分補給を欠かさない

エネルギー不足は体温低下を招きます。温かい汁物や炭水化物、たんぱく質を意識的に摂取し、冬でも水分補給を怠らないことが大切です。

⑤ 停電・災害時の備え

停電に備え、防寒具・カイロ・毛布・簡易暖房をすぐ使える場所に準備します。屋内での火器使用は一酸化炭素中毒や火災の危険があるため、換気と安全確認が必須です。

低体温症が疑われる症状

・強い寒気、震え
・手足の冷え、しびれ
・意識がぼんやりする
・言葉がはっきりしない
・動作が鈍くなる

重症化すると震えが止まり、意識障害や心停止に至ることがあります。

低体温症が起きた場合の対処法

① すぐに暖かい場所へ移動

風や冷気を避け、室温の高い場所へ移動させます。濡れた衣類は速やかに脱がせ、乾いたものに交換します。

② 体を「ゆっくり」温める

毛布で包み、首・脇・太ももなど太い血管のある部位を重点的に保温します。急激に熱い風呂に入れるのは危険です。

③ 温かい飲み物を少量ずつ

意識がはっきりしていれば、温かい飲み物を少しずつ与えます。アルコールは厳禁です。

④ 医療機関・救急要請

意識障害や改善が見られない場合は、ためらわず119番通報を行います。

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「寒さは我慢するもの」という意識の見直し

室内低体温症は、我慢や節約が原因で起こることが少なくありません。寒さを放置せず、「暖かく過ごすことは命を守る行動」であると認識することが、最大の予防策です。日常の住環境と意識を見直し、冬の健康被害を防ぎましょう。

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