ロウソク火災の予防策と対処法

ロウソクに火を灯す 火災
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停電時、明かりを確保するためにロウソクを使う家庭は少なくありません。しかしロウソクは最も身近で、かつ最も火災につながりやすい道具でもあります。実際に大規模停電の際には、ロウソクの転倒や消し忘れによる住宅火災が多発しています。ここでは、停電中に起こりやすいロウソク火災の原因を整理したうえで、火災を防ぐための予防策と、万一火災が発生した場合の正しい対処法を詳しく解説します。

全焼火災
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1.停電中にロウソク火災が起こりやすい理由

ロウソク火災の多くは、次のような状況で発生します。
・暗闇で足元が見えず転倒・接触する
・不安や寒さから普段使わない場所で点灯する
・就寝時や外出時に消し忘れる
・子どもやペットが触れる・倒す
・地震や余震で揺れて倒れる

停電中は注意力が低下し、普段なら起こらないミスが重なりやすい点が大きな危険要因です。

2.ロウソク火災を防ぐための予防策

① 可能な限りロウソクを使わない

最も確実な予防策は、ロウソクを使わないことです。LEDランタン、懐中電灯、ヘッドライトなど、火を使わない照明を家庭で備蓄しておきます。特に手がふさがらないヘッドライトは安全性が高いです。

② 使用する場合は専用の器具を使う

やむを得ず使用する場合は、耐熱性・転倒防止構造のあるキャンドルホルダーを使用し、皿やグラスなど代用品は避けます。芯が短く、炎が小さいロウソクを選ぶことも重要です。

③ 可燃物から十分に離す

ロウソクの周囲には、紙類・カーテン・衣類・寝具など燃えやすい物を置かず、最低でも周囲1m程度の空間を確保します。風が通る場所や不安定な棚の上は厳禁です。

④ 就寝前・外出前は必ず消す

「少しだけ」「見えるところにあるから大丈夫」という油断が火災を招きます。就寝時や部屋を離れる時は必ず消火を徹底します。

⑤ 子ども・高齢者・ペットへの配慮

小さな子どもや認知症のある高齢者、ペットがいる家庭では、ロウソク使用は原則避けるのが望ましいです。思わぬ接触や転倒が重大事故につながります。

⑥ 地震・余震を想定する

災害による停電では余震の可能性があります。揺れを感じたらすぐにロウソクを消す、揺れやすい時間帯は点灯しないなどのルールを決めておきます。

3.ロウソク火災が起きた場合の対処法

① 小さな炎の場合

カーテンや紙に燃え移った直後であれば、水や濡れタオルで叩くように消火します。上からかけるより、火元を覆うイメージが効果的です。

② 火が広がった場合

炎が天井に達しそうな場合や、煙が多い場合は、初期消火にこだわらず避難します。119番通報を行い、煙を吸わないよう姿勢を低くして行動します。

③ やけどをした場合

やけどはすぐに流水で10~20分冷却します。衣類が張り付いている場合は無理に剥がさず、医療機関を受診します。

4.停電前からできる備え

・各部屋にLEDライトを配置
・電池や充電器の定期点検
・ロウソクを非常用に含めない選択
・家族で「停電時の明かりルール」を共有

これらの準備が、停電中の火災リスクを大幅に下げます。

懐中電灯を持つ女性

5.「明かり」より「安全」を優先する

ロウソクは便利に見えても、災害時には大きな危険を伴います。暗さよりも命の安全を優先する判断が重要です。停電時は火を使わない照明を基本とし、やむを得ず使う場合も厳格なルールを守ることで、ロウソク火災は防ぐことができます。

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